Google Toolbarに表示される、緑色のグラフです。
カーソルを置くと、0〜10の11段階(○/10)で表示され、
Google独自の基準で評価されます。
一定のポイントに達すると、PageRank(PR)が上がる仕組みです。
PRが高いと、検索エンジンで有利になれます・・・基本的に。
PRが高い=バックリンクが多い=優秀なサイトという評価基準です。
つまり、リンク元ページのPRが高いと、
「優秀なサイトから支持された」という評価になる訳です。
逆に、低いサイトからの場合、マイナスになる事は無いですが、
評価自体が低いので、それ程プラスになりません。
例えば、ページに100の持分があったとします。
そして、そのページに設置されたリンクが1本だとします。
そうしますと、その1本へ100が渡されるという訳なのです。
つまり、リンク数が多い程、1本の配分が少ない訳です。
このPRに関するポイントの流れを、リンクジュースと言います。
このリンクジュース、平等に流れるのかと言うと、そう単純では無い様です。
真相は、中の人のみぞ知る・・・。
以前、このリンクジュースをコントロールする方法があったのですが、
アルゴリズムが変更され、出来なくなってしまいました。
全ての情報が公開されている訳では無いので、
その筋の方々も、予想しか出来ないです。
リンク元のPRが関係するのは、当然としまして、
情報から大まかにまとめると、以下の3つが基本的な要因だと思います。
1つ目は、上の仕組みでも言いましたが、
乱発している様なページからでは、期待出来ないでしょう。
ですので、PRが高く、サイトがスリムでしたら文句無しです。
しかし、PR10からバックリンクを貰えれば、そんなの関係無いでしょうね。
2つ目は、ページのどこに設置されたかです。
そして、もう1つ付け加えるなら、その前後のキーワードも関係します。
要は、関連性ですね。
アンカーテキストにキーワードを入れる事は、当然としまして、
例えば、当サイト「ネット収入.com〜在宅で稼ぐ方法」が、
スイーツのサイトに出て来たら、明らかに不自然ですよね?
つまり、ページ内での設置場所(文章中、サイドメニュー、フッター等)は勿論、
サイトやページとの関連性でも、意味合いが違うという事。
3つ目は、リンク元のサイト全体のページ数や文字数です。
それによって、リンク1本に対する価値が変わります。
全1ページのサイトの100本と全100ページのサイトの100本、
1文字のページと100文字のページとでは、バランスが違いますよね?
リンクファーム(相互リンク集)の様な、偏ったページは勿論ですが、
トップやその直下の階層が良いという情報も古く(浅い方が良いですが)、
今(2011年現在)では、2つ目に紹介した設置場所が重要になっています。
質の良いコンテンツの文章中に、ごく自然に設置されたリンクこそ、
「ユーザーに役立つ評価すべき情報」という考えの様です。
ここまでお読み頂き、何か気付きませんか?
結局のところ、SEOとして意識する事ですよね?
つまり、PRを上げる事を目的にしなくても、
正確なSEOを施していれば、自然とPRが付いて来るのです。
極端な話、適当に相互リンクしまくっても、ある程度上がります(経験済み)。
低くても、検索エンジンで上位表示されます。
人間は、目で見える結果を求めてしまいがちです。
PRを上げる=SEOと捉えず、目安として考えましょう。